夕食後母さんは食器を洗いをして、父さんと僕はぐだぐだとリビングに残って、お風呂が沸くまでテレビを見ていた。

お風呂が沸くと父さんが一番風呂へ入っていく。

ばたん、と風呂の内ドアがしまる音が聞こえたところで、僕は母さんに飛びついた。
エプロン姿の母さんをぎゅっと抱きしめ、その体温と柔らかさを感じながら、唇に吸いつく。
「んっ……」
しばらく深いキスを交わしたあと、唇が外され、見つめ合った。
「もう、コウちゃんったら」
仕方ない子ね、と母さんは笑う。
「だって」
「ふふっ、母さんも待ってた」
母さんは微笑むと、僕の背中に回した手に力を込め、背筋をゆっくりと撫でまわす。今度は一回、軽いキスを交わしてから、母さんは屈みこんだ。
「もう、こんなおっきくしちゃって」
さっき背中へやっていた手が、今度は僕の股間へ向けられる。ジーンズの上からでも分かるくらい勃起していた僕のペニスを、母さんの小さい手が、生地の上から撫でまわした。
「……実は、夕食食べてる頃からずっと、なってた」
「あらあら」
母さんが今度は苦笑する。
「ソファに、座りなさい」
言いながら彼女はさっきのキスで濡れたままの唇を指でなぞった。
「舐めてあげる」
ごくり、と生唾を呑み込んで、僕は言われるがまま、ソファへ尻を沈めた。足元に母さんはひざまずき、僕のジーンズのベルトを外して、ジッパーを下げる。最後にパンツも。
「やっぱり、コウちゃんのおちんちんって、かわいい」
母さんはガッチガチに屹立した僕のペニスの先っちょの、勃起しても少し亀頭にかかっている皮をつまみあげた。
「やめてよ、伸びるじゃん」
くすぐったさを我慢しながら僕が言うと、母さんは悪戯っぽく笑って、亀頭にそっとキスをした。それから、皮と亀頭の間に舌を入れて、恥垢をすくいあげようとでもしているかのように舐め入れる。
「はうっ……」
悶える僕を気にせずに、そのままぐっと僕のペニスを母さんは小さな口の中に咥えいれた。すっとすぼめた唇に竿の部分が締め付けられ、そのまま、母さんは顔ごと上下させる。舌がねっとりと、亀頭や皮、竿を舐めまわす、生ぬるい、心地よい感触が伝わってくる。
「あっ、あっ……」
ぐちゅぐちゅと、凄い音がする。
余りの気持ちよさに、ソファを掴む手の力が強まった。
「母さん、イク……で、出る……」
思わずそう喘ぐと、母さんはペースを上げた。舐めるから吸うようになって、竿を上下させるスピードが速くなっていく。くわえる力も強くなる。
どんどん頭が真っ白になり――たまらず僕は、母さんの口中に射精した。
「母さん、新しいタオルどこー?」
そこで、風呂場のドアの向こうから父さんの声が聞こえてきた。僕も母さんも、体をびくんと跳ねさせる。母さんは慌てて振り向き「二番目の棚の中」と叫んだ。すぐ「ありがとう」と父さんの野太い声が返ってきて、その間に、僕は慌ててパンツとズボンを上げた。少しして、父さんが体をタオルで拭く音が聞こえてくる。
母さんはそこでほっと息をつき、僕の方へ向き直った。
「ね、コウちゃん」
「ん?」
「コウちゃんの、飲んじゃった」
そう言って、喉の方を指して、母さんは笑った。
……それを見て、僕はズボンの中でまだ母さんの唾液と僕の精液で濡れたままのペニスがまた固くなるのを感じた。

帰省先からの帰りで初めて母さんとセックスしてから、一ヶ月。
……僕らは、少しでもタイミングがあれば、こうして愛しあうようになっていた。
たとえば、平日の朝。

「コウちゃーん、もう七時よ」
父さんを送り出すと母さんはすぐに僕の部屋にやって来て、わざとらしくそう声をあげる。何も反応をしないと、くすくすと笑って、母さんは服を脱いで、一糸まとわぬ姿になる。窓から差し込む朝の光に照らされる母さんの肌は真っ白で、とても綺麗だ。
それから、母さんは僕のベッドにもぐりこんできて
「朝よ」
と耳元で囁く。
僕はたまらず母さんの体へ腕を回して、キスをした。唇と唇を触れ合わせるだけの軽いやつをやって、一回、見つめ合ってから、今度は深いのをする。
「んっ……んっ……」
舌を絡ませながら、僕は母さんの胸を揉みしだく。あたたかくて柔らかいその感触を、素直に味わう。母さんも母さんで、僕のペニスへ手をやる。僕の方は昨日の夜からずっと、裸のままだった。
「朝からHなんだから」
「それはこんな恰好でベッドに入ってくる母さんの方でしょ」
「そ、それは」
母さんは顔を赤くさせた。
「服着てると汚れちゃうし、皺になるから」
「最初っからその気ってことじゃん」
「もう、生意気ね」
母さんは僕の舌を甘噛みしてから、それをじゅぼっと下品に音をたてて吸い上げた。それから彼女は僕のペニスを握る力を強める。
お返しとばかりに、僕は右手を下ろして、母さんの秘部へ当てた。
「あんっ」
母さんのあそこは既にたっぷり濡れていて、指が肌の上を滑る。その勢いのままに、突起部を優しくこすりあげた。
「H……ほんとに、Hなんだから」
途切れ途切れにそう言いながら、母さんは僕のペニスをこすり続ける。僕も同様に、母さんの秘部と胸をいじり続けた。
布団の中に淫靡な汗と汁の臭いが満ち満ちたあたりで、限界がくる。
「母さっ、もう、俺……」
――射精する、と続けようとしたところで母さんの指が止まった。
掛け布団がめくられ、母さんは起き上がって、ベッド横の棚から何かを取り上げる。体が影になって見えなかったけれど、何ととったかはすぐに分かった。……コンドーム。
「出しちゃ駄目」
喘ぐようにそう言いながら、母さんはコンドームの袋を破り、中身を僕のペニスへ装着する。この一ヶ月で随分と早くなった動きだった。つけると、そのまま僕の上へ跨った。
「出すなら、母さんの中でに……しなっさい」
ぬぷり、と僕のペニスが母さんの中へ挿入った。
そう言って、彼女は腰を振りだす。
僕も腰を突き上げた。「あんっ」と母さんの口から甘い声が漏れる。結合部からぐちゅぐちゅと厭らしい音が出て、それが部屋中に響くようだった。
「母さんっ」
「あん、コウちゃん、いい、いいっ」
僕も母さんも獣みたいに余裕がなく、何か言おうとしてもすぐに喘ぎ声へと変わった。すぐに何かを言おうとするのを諦めて、おうとかあんとかだけ言うようになる。何もかもが溶けるようだった。
「母さっ、今度こそっ出る……」
「ああん」
ひときわ高まった母さんの声を聞いたところで、僕は彼女の中に精子を吐き出した。コンドーム越し、ではあるけれども。
繋がったまま、汗に濡れた母さんの体が倒れかかってくる。それを受け止めると、母さんは小さく笑って、キスをした。そのまま、二人転がって、しばらく抱き合って、唇を交わす。
「母さん」
「ふふっ、なに?」
「好き……」
何も考えずに、自然に声が出た。
母さんはにっこりと笑って「母さんも好きよ、コウちゃん」と返して唇を吸う。
精を吐き出して萎えたペニスを押しつけるように、僕は母さんを抱き、全身をこすりつけた。母さんも同様で、汗と愛液と精子が、ぐっちょぐっちょに混ざる。けれど、嫌悪感は一切なかった。
しばらくそうしたあと、母さんがふと、ベッドわきの時計を見上げる。もう、八時になろうとしていた。
「あらっいけない」
途端に立ち上がる。
「母さん、朝ごはんあたためてくるわね。その間にコウちゃんはシャワー浴びてきなさい。学校に遅刻するわよ」
そう言って、床に転がった服を拾い上げ、部屋を出ていった。
僕の目は、ぬらぬらと濡れた彼女の股と、その余韻に吸いつけられたままだったけれど、すぐにはっとして、ティッシュを引き出して、後始末を始める。母さんの言う通り、高校があるのだ。

といった具合に愛し合うのが、朝の日課だった。
高校の授業を終えて、帰ってくると今度は……

「おかえりなさい」
玄関を開けるとエプロン姿の母さんが出迎えてくれた。僕は「ただいま」と言って抱きつき、キスをする。母さんの方から舌が入れられて、深いものになる。しばし抱き合いながらキスをして、息継ぎをするように口を離す。
「最近、寄り道せずに早く帰ってきて偉いわねえ」
「……だって」
理由を言うのは気恥ずかしかったので僕は顔を背け、エプロン越しに母さんのおっぱいを掴んで誤魔化した。母さんは「んっ」と声をあげてから「コウちゃん、ほんとおっぱい好きなんだから。昔から……」と言い、それから何か思いついたらしくにんまりと笑った。
「コウちゃん、こっち来なさい」
ぐいっと手を引っ張られ、リビングまで連れていかれる。
母さんはソファに座って、それからぽんぽん、と太ももを叩いた。
「コウちゃん、御褒美あげる。頭ここにのせて」
言われるがまま、ソファに横たわって、母さんの太ももに頭をのせた。
すると母さんはセーターをめくって、エプロンの左右からおっぱいを出した。それから僕を見下ろしながら
「ほーら、コウちゃんの大好きなおっぱいでちゅよー」
と言って、乳首を僕に押しつける。顔が真っ赤になった。けれど、彼女の思い通りに乳首を咥えて、吸ってしまう。自分でよく分からない安心感に浸りながら、夢中で、母さんの乳首を吸った。
「ふふっ」
母さんは笑いながら、僕のズボンに手をかけた。当然のように勃起しているペニスを取り出すと、右手でそれをしごき始める。それから左手で僕の頭をゆっくり撫でた。
「んっ……ちゅっ……」
「おっぱい美味しい?」
からかうように聞いてくる母さんに素直に頷いた。母さんは嬉しそうな声を出す。
「コウちゃんはママのおっぱい大好きで、おちんちん固くしちゃうもんねえ」
ゆっくり、しかし的確に母さんは僕のペニスをしごく。
「よしよし、ぴゅっぴゅしちゃおうね」
「ん……」
母さんの悪戯っぽい声と台詞で、僕はますます興奮していく。ずっとこのままでいたい。けれど、母さんの指の動きは的確で、既に腰が浮き始めてしまっている。
「出ちゃう?精子出しちゃうの?」
そういう母さんの手は止まらない。むしろスピードを早めている。
「いいのよ。ママのおててにぴゅっぴゅしちゃって。大丈夫、大丈夫」
言われなくても、もう我慢の限界だった。
「まっ、ママ!」
乳首から口を離して、そう叫ぶ。
瞬間、僕のペニスから白い精液が飛び出した。母さんの顔まで届く。
「あら、まあ」
母さんが頬についた精液をすくって、ぺろりと舐めた。それから、頭をなでて。
「コウちゃん、ちゃんとぴゅっぴゅできたねえ。えらいえらい」
……言われて、僕は何も言われてないのに、また母さんの乳首に吸いついてしまった。

そして、この後、父さんが帰ってきて、夕食をとってからは、最初に述べた通りだ。
こうやって、僕らは一日中、ずっと、隙を見つけてはお互いの体を求めあっているのだ。
勿論、夕食後の更に後、真夜中だって――

「お父さん、寝たわよ」
父さんが寝たのを確認すると、母さんはいつも夫婦の寝室(といっても、ベッドは別だし、もう何年も御無沙汰……だった、らしい)から僕の部屋へとやってくる。静かに、音をたてないように、下着姿で。
僕はそれを見るとついさっきまでいじっていたパソコンの電源を落として、寝間着を脱いで母さんと一緒で、下着姿になる。
母さんはそれを見ると、天使の笑顔で棚のコンドームを取り上げて、言うのだ。
「じゃあ、しよっか。コウちゃん」